ねぶろぐ~詩と競馬とたまにウツ~

土~月は競馬予想、レース回顧をUPします。その他の日は俺の日常、日々の想いを綴った詩をUPしていきます。詩、競馬、ちょっとウツな方の閲覧をお待ちしています。

『太鼓の音』

『太鼓の音』

ドンドコ ドンドコ

響くのは

タッタカ タッタカ

バチの音



ドンドコ ドンドコ

想うのは

タッタカ タッタカ

駆ける音



そんな風に聴こえているのは

この地の文化に馬がいるから

僕の中でも駆け出してるから



ドンドコ ドンドコ

タッタカ タッタカ



2017年4月 10日作
2017年4月16日ラジオNIKKEI「私の書いたポエム」放送分

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テーマ:詩・ことば - ジャンル:小説・文学

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『因果応報』

『因果応報』

嫌い、憎しみ、恨み、怒り……

誰かに否定的な気持ちをぶつけたら

その気持ちは直に返されるだろう

「目には目を、歯には歯を」ってことさ



好き、喜び、優しさ、思いやり……

誰かと肯定的な気持ちを分かち合っても

その気持ちを返してくれないかもしれない

「情けは人のためならず」ってことさ



憎めば憎むほどに、憎まれる

愛されたいなら、愛せばいい

優しくされたいなら、優しくあれ

どんな気持ちもきっと等価交換



「待てば海路の日和あり」

焦らずに気長に待てばいい

誰かに注いだ気持ちはやがて自分に注がれる

感情の種類によって、伝わる早さが違うだけ



2017年3月29日作
2017年4月9日ラジオNIKKEI『私の書いたポエム』放送分

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『175(イナゴ)』

『175(イナゴ)』

イナゴの群れが通った後に何も残らない

人々が大事に育てた作物も

可愛がっていた愛玩動物も

みんなみんな食い荒らされてしまう



食い荒らしたイナゴの群れは荒野を残して去っていく

あわれなイナゴの群れを憎んでも仕方がない

でも、残されたものは途方に暮れてしまう……



そんな群れの影には、イナゴを操るイナゴ使いがいるらしい

そしてイナゴ使いは用済みのイナゴを佃煮にして食べている

憎むべきはイナゴではなく、きっとイナゴ使いに違いない

イナゴ使いに矢を放ってみても、イナゴに遮られて届かない

頭を抱えてうずくまる僕の心にイナゴがかじりついて痛いよ



非力な僕に今、できることはイナゴの群れに語りかけるだけ

「その群れをほんの少しだけ疑ってほしい」と



2006年11月27日作
2017年4月2日ラジオNIKKEI『私の書いたポエム』放送分

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『フーワフワ』

『フーワフワ』

スタッドレスタイヤから

サマータイヤへ組み替えよう!

アクセルは軽くてフーワフワ♪



スノーシューズから

スニーカーへ履き替えよう!

足元が軽くてフーワフワ♪



みぞれまじりの雨が降り

ぬかるんだ地面を踏みしめよう!

グショグショだって楽しめる



じわりじわりと春はやってくる

心もうきうきフーワフワ♪



2017年3月21日作
2017年3月26日ラジオNIKKEI『私の書いたポエム』放送分

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『未来』

『未来』

春の駅は旅立つ若者であふれていて

一人の例外もなく切符を握っている

しかも全員が同じ方面へ向かうらしい

だから、ラッシュ時のような大混雑で

なかには乗りそびれる人も出てくる



でも、もしも乗れなかったとしても

次の列車はちゃんとやってくるよ

その駅は途中駅、次の駅も途中駅

終着点はもっとずっとはるか先

先に発ったのは各駅停車で

次に発つのが快速や特急かもしれない

そもそも誰かと競っているわけでもない



一本や二本、乗り遅れたとしても

自分の目的地に着ければそれでいいよ

次の列車が来るまでは考える時間

失敗からしか学べないこともある

今は失敗に思えたことだって

いつか活かせたと思える日が来れば

それは失敗ではなく糧だろう



列車に定員があっても

行き先に定員はない

発車時間は決まっていても

到着時刻は決まっていない



切符の行き先の名は「未来」


2017年3月10日作
2017年3月19日ラジオNIKKEI『私の書いたポエム』放送分

【あとがき】
大学時代、某私鉄の駅で朝のラッシュ時の整理員のアルバイトをしていました。
ドアに人が挟まらないように、ドアを押さえたり、乗り込む人を押し込んだり。
たまに積み残して列車が発車してしまうこともありました。
この詩を書いているうちに、そんなことを思い出されました。
今も昔も、乗り込もうとする誰かを押し込んでいます。

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