ねぶろぐ~詩と競馬とたまにウツ~

土~月は競馬予想、レース回顧をUPします。その他の日は俺の日常、日々の想いを綴った詩をUPしていきます。詩、競馬、ちょっとウツな方の閲覧をお待ちしています。

『コップと感情』

『コップと感情』

外側から流れ込んでくる怒りが

彼の内側から湧き上がる憤りが

目の前のコップの中を満たしていく

朱く朱く、それはまるで煮えた血液

ああ、ああ、もうあふれてしまいそう



あふれ出した怒りは罵声へと変わり

隣にいる人、周りにいる人のみならず

顔も見えないどこかの誰かにさえ向かう

その誰かのコップにも煮えた血液が注がれる

怒りの連鎖は連綿と引き継がれていく



そんな怒りのコップの中に愛情を入れておけばどうだろう?

本来は指定のコップに指定の感情を入れるべきだろうが

怒りや悲しみばかりが多い世の中ならば臨機応変に行くしかない

愛情と怒りが混ざれば、「安堵」あたりが生まれはしないだろうか?

少なくとも単なる怒りではなく、別の想いに変わるはず



いざというときに中身をこぼして粗相をしてしまわないように

日ごろから怒りの容器には大きなもの用意しておきたい

コップでは小さすぎる、もっと大きなバケツでも用意しよう

一方で、愛情の容器は……小さなコップのままでいい

ささいな愛で満たされて、どこかへとあふれていく

それだけできっと僕らの周りの世界は変わる



2008年8月27日作『煮えた血液-Emotion flows into your cup-』の再編集作
ラジオNIKKEI『私の書いたポエム』2012年10月7日採用
スポンサーサイト

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

ねぶの詩集~他選集~ | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<12年エーデルワイス賞展望 | HOME | 『がんばれ』>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |