ねぶろぐ~詩と競馬とたまにウツ~

土~月は競馬予想、レース回顧をUPします。その他の日は俺の日常、日々の想いを綴った詩をUPしていきます。詩、競馬、ちょっとウツな方の閲覧をお待ちしています。

『命の値段』

『命の値段』

「人間一人の命は地球よりも重い」

昔のエラい作家さんの言葉である

「ヒト」の命の重さは平等かもしれない

ホモサピエンスが一匹死んだだけだ

だが、「人間」の命の値段は不平等



若者と高齢者では命の値段が違う

これから稼ぐであろうカネが違うから

大臣と会社員でも違うのだろう

保険会社や裁判所の視点ならば

善し悪しではなく、それは現実



カネがあれば最先端医療で救われる命がある

一方で、食べるものさえなく失われる命がある

明るい明日を夢見ながら絶ち切られる命がある

夢見ることさえできずに絶たせられる命がある

好き嫌いではなく、それも現実



オバマ大統領と俺のばあちゃん

オバマ大統領のほうがずっと若い

オバマ大統領には強大な権力もある

地球上における重要度は他者とは比較にならない

でも、小さな俺にはばあちゃんのほうが大切なんだ



裁判所や保険会社が値をつけない命

自分自身でさえも無価値だと感じる命

でも、あなたの命はあなただけのものじゃない

あなたの周りの人にとってはかけがえのない命

あなたの命の処遇には周囲の人間の許可が要る



そして、その価値を受け止めるのは自分自身

価値のものさしなんて、どこにも売っていない

降り注ぐ雪のような冷たい判断と

行き場のない燃え盛る熱い感情

それらは矛盾しながらも釣り合っている



命の価値は不平等

知らない誰かの命は僕にとっては数字でしかない

知っているあなたの命は数字ではとても表せない



2010年08月15日作
2013年1月2日加筆修正
ラジオNIKKEI『わたしの書いたポエム』2013年1月13日採用分
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テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

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