ねぶろぐ~詩と競馬とたまにウツ~

土~月は競馬予想、レース回顧をUPします。その他の日は俺の日常、日々の想いを綴った詩をUPしていきます。詩、競馬、ちょっとウツな方の閲覧をお待ちしています。

技巧と熱量

 このごろ思う。文章が変わってしまったなあ、と。ほぼ定期的に駄文を発表できる場所を開拓できたのはいいのだが、新聞やラジオに載せるための文章になっているように思う。もちろん自分の中にないものや作り話を書いているわけではないのだけれど、ボツにならないように、当たり障りのない表現を知らず知らずのうちに選んでいる自分が好きじゃない。たとえば詩にしても、大学時代、真夜中の暗闇のなかで、ノートパソコンに打ち込んでいた……いや、アテもなく吐き出すしかなかったものと、最近書いたものでは、そりゃあ十数年も経験を重ねたから、最近の作品のほうが洗練されている(あくまでも今と昔の自分の作品を比べて) でも、必死さや切実さというか作品にこもる想いが薄い。他人が見てどう感じるかはわからないけど、自分ではそう思う。精神衛生上、今のほうがもちろん良いわけで、十数年前の苦悩を味わいたいかと言われたら、それは絶対にイヤだけれど。

 先日、Mr.Children『ヒカリノアトリエ』を買った。このシングルCDの8曲目は隠しトラックの『OVER』およびそのMCです(ネタバレ) で、そのMCの中で桜井さんがこの曲の特徴的な一節「顔のわりに小さな胸」という部分について、「なんとか売れてやろうと躍起になっていた頃」「不徳の致すところ」「今だったらもう少し適切な表現に」と語っているのですが、躍起になっていた頃だからこそ生み出せた名フレーズだと思うんですよね。今だったら適切に書けるのだろうと確かに思いますが、それがリスナーの胸を打つかはまた別だろうと。『ヒカリノアトリエ』ももちろん朝ドラ主題歌として、力を入れて書いた詩・曲だと思うし、世間の評判はさておき、俺は最近のミスチルのシングルとしては気に入ってるほうです(ダークなミスチルが好みな俺でも) でも、『OVER』とどっちが好きかと言われたら断然『OVER』ですよ。技巧よりも熱量が大事と思います。

 それでもときどき衝動はこみ上げてくる。ネットにあげずに、投稿もせずに、文章にもしなかった衝動がある。それをもっと今後は大事にしたい。
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テーマ:心のつぶやき - ジャンル:小説・文学

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